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雪の夜に

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雪が降っています。 雪の夜のほの明るいの、とってもきれい。 気づけば2017年はとうに終わり、2018年の1月も残りわずかです。 昨年は念願の音源リリース(しかもカセットとCD!)ライブ活動開始などなど、やっと自分を形にしはじめることができて、涙と笑いのあるいい一年でした。 涙と笑いは大事だよ。 年末は29日と30日に下北沢THREEで、まちこの恐竜とayUtokiOで出演できて、ライブもしっかり締めくくることができました。 去年は初ライブからライブ納めまで、THREEにお世話になりました。 とても楽しい年末だった。 今年も音源出そうと思ってて、どんな曲がいいかなーって考えています。 好きなものがあるからそうなるといいなーとかあんなのやりたいなーと思うけど、ほんととにかく、ドラムもベースもなにもかも洒落ててうまくてかわいくて、果たして自分にできるだろうかと悩んだり唸ったりする毎日です。 一人でごはんをたべるとか、 大切にしてたお茶碗割っちゃったとか、 ちょっと忘れてて植物枯らしちゃったり、 いつも写真で見ていた犬が死んじゃったとか。 そういう、ふとしたさみしさ、普段は実際に直面してさみしくなるけど、たまにそういう気持ちを思い起こさせる曲や歌詞があり、(音楽でなくてもある) そういうものに出会うと、わっとさみしくなってめそめそしたり、タオルにくるまったりするのですが、そういういつかのさみしさを歌にできたらいいなーと、ぼんやり思っています。 雰囲気じゃなくて、ちゃんとさみしくなって、そのあとちゃんと元気になれるやつ。理想です。 まとまりがないですが、今年はなんと!犬好きとしてはたまらない戌年なので、最高の一年になるし、戌年にかこつけて犬グッズを増やしたいです。 わん!

楽しかった京都、リリースパーティーなど

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ここ1ヶ月くらい、ずっと楽しみにしていた京都ツアー、そしてシンガポールのレコ発が終わってしまった。 京都は、鈴木博文さんのツアーで。 わたしは博文さんのどう?楽団として、そしてayUtokiOとして、演奏しました。 博文さんと一緒にライブで演奏させてもらうのも3回目。 今年発売した「どう?」というアルバムがあって、そのアルバムをayUtokiO猪爪東風くんがサウンドプロデュースしたという縁で参加させてもらっています。 博文さんと演奏するのはとても楽しい。 サポートのみなさまも、すごく素敵なミュージシャンだし、なによりわたしは博文さんの歌がすごーーーく好きです。 わかりやすいさみしさとか、悲しいこと歌っているわけじゃないんだけど、演奏しているととにかくさみしくて切ない。 時間は戻らないよ、それが自然だよ、諸行無常だよ、という感じで、悲しくてさみしくて切なくて、演奏中ぐっときまくりです。 歌詞と博文さんの声がすごくあっていて、ほんとすごいよ。ものすごい詩人。 12月22日に、博文さんのツアー東京編もあるので、まだどう?楽団をみたことのない方はぜひ見て聴いてほしいです。東京編もayUtokiOでも出演します! こちら から予約もできますので、ぜひ。 ayUtokiOは3年ぶり?の関西。 初めて行った大阪のライブのことを思い出しました。 そのとき、わたしは初めてair checkという曲を歌わせてもらって、スタジオの練習で全然うまく歌えなくて大変だったな。。。 どう?チームとayUtokiOチームで一緒に車で行った京都。 バンドやってた頃、毎週のように大阪や名古屋に行っていたことを思い出しました。 そいで帰ってきて、日曜はsing on the poleのリリースパーティ。 こちらもすごくいい日になりました。 まちこの恐竜は、6月からライブ始めて半年。まだまだこれから。 演奏には、曲をこうしたい!がないとだめなんだな。 おなじ譜面みて演奏しても、人によって違うのは、こうしたい、の違い。 こうしたい、がうまく合わさっていい演奏していきたいです。 まちこの恐竜もライブ見に来てほしいな。 この日の主役、sing on the poleは、すごーーーーくいいライブでした。 曲も歌詞もいいし、演奏もいいし、歌もい...

はっとして、ぐっとくる

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朝に二回、夕に二回、電車で川を越える。 大抵、電車で川を越えるときは、川に対して垂直に進むから、窓の外を見ているとふわっと景色がひらける。 朝も夕も、この時間は割と好き。 夕方4時すぎ、ちょうど夕焼けのころで、遠くの山が黒っぽくて、空は赤くて、上の方から夜になってきていて、何回見てもきれいだなと思う。 中学生くらいまではとにかく勉強が好きだった。 勉強というか、知らないことを知るのがおもしろかった。 中学くらいまでの学校で習うことって、自分の生きている世界のことを実感できる範囲で教えてくれるから、身近な世界がクリアになっていく感じがおもしろかった。 夕焼けがどうして赤く見えるのか、というのも、高校生で教わって、へーと思った。 でも、知識と感動は直結しないことがよくある。 夕焼けきれいだな、は夕焼けがどうして赤いのかなんて関係なく、ただ夕焼けきれいだな、のままがいい。 沢山知っていることと、良さは同じじゃない。 どんな音楽が好きか、ずーっと考えています。 わたしはとにかく沢山聴きたいタイプ、ではなさそう。 聴いたこともないような、新しいものが聴きたいというわけでもない。 はっとして、ぐっときたいんです。 沢山しっているの、すごいなって思うけど、わたしは音楽に関しては、そんなことよりも感動させてほしい。 音楽の聴きかたや楽しみかたは、ひとそれぞれ、その時々によっても違うので、なんとも言えないけど、わたしはとにかく音楽でぐらんぐらん心を揺さぶられたい。 素直に聴いて、素直にぐっときたい。 うまいなーとか、凝ったアレンジだなーとかを飛び越えてぐっときたい。 ぐっときたいって何だか変な日本語だな。 そしてぐっとくる、というのは物凄く曖昧で、うまく言葉にできないし、ましてや知識ではどうにもつくれないものだと思っている。 コード進行の勉強したって教科書みたいな歌詞かいたってぐっとくる曲つくれないよ。 気持ち、は言葉で置き換えて人と会話したり、こうして文章をかいたりするけれど、言葉とは比べ物にならないくらい多くて不安定で、とらえきれない。 そういうのを、そんな不安定な溢れた気持ちを、会話するよりもずっと少ない言葉でメロディにのせて、ものすごく豊かな気持ちにしてくれるのが、いいよねえ。すごいよねえ。そんな風になりた...

インタビュー掲載と最近の気持ち

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犬と私 という曲をつくってしまうくらいには犬がすきです。 ネットの発達した時代、自分の家にいる犬でなくても、毎日のように見ることができる犬が沢山います。 かわいいなーと思ってみているけど、段々と犬だって歳をとったり、突然病気になったり、最近投稿されないなと思っていたら、亡くなってしまっていることもある。 画面でみたことしかなくて、触ったこともないし、撫でたこともない、どんな子かもよくしらなくっても、死んじゃうと結構さみしく悲しくて、めそめそとしたりしてしまう。 「わたしの向こう側」発売からあっという間に2ヶ月です。 タワーレコード、ディスクユニオン、ココナッツディスクでそれぞれつく特典、音源ダウンロードコード付きポストカードの、音源のダウンロード期限は3ヶ月となっていますので、まだの方はお早めにダウンロードしてくださいね。 それぞれ違う音源がダウンロードできるので、聴き比べたりしてほしい。交換とかしてさ。 わたしの向こう側関連で、タワーレコードオンラインにインタビューが掲載されています。 こちら です。 思ってることは沢山あるけど、いざ話すと全然うまく話せなかったですが、よかったら読んでみてください。 このインタビューでも言っていますが、自分にとって大事なのは気持ちと、嘘がないこと。あと作品に対してはプライドを持つこと。 人がやることの意味を考えることも大事。 打ち込みで、クオンタイズをヒューマナイズする、という機能があるってこの前きいて、なんじゃそらって思ったんだけど、この機能作ろうって思った人はどんな音楽をつくるんだろうか。 技術の開発や進歩は悪いことじゃないと思うけど、これ以上いらない部分て自分にとっては沢山ある。クオンタイズをヒューマナイズもいらないや。 何かをする動機は、だいたい気持ちが先にあって、そのあと行動。気持ちと言葉は似てる、違うんだけど。 作品には気持ちとプライド。作品には気持ちとプライド。 形あるものが好きとか言っておきながら、プライド感じられないもの作らないように気をつけよ。 いいなと思うものに触れたあとは清々しいけど、やだなと思うものに触れた後はなんかどんより落ち込む。自分がそうさせるのはいやだ。 いいなとやだなの判断は自分の中にしっかりないと、自分の思ういい、を作れないはず。 ...

インストア、レビュー掲載ありがとう、など

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毎日雨で、洗濯するタイミングをうまく見つけられなかった。 台風がすぎて久しぶりの晴れは気持ちいい。 ここ4年くらい、割と川の近くに住んでいるので、洪水になるんじゃないかとどきどきしました。 先日はインストアライブ、遊びに来てくれてありがとうございました。 あの日も雨降ってたな。 「わたしの向こう側」関係のお知らせといえば、今月20日に発売された雑誌、ミュージックマガジンの新譜試聴記のコーナーにレビューがのっています。 一推しマークの★がついていて嬉しかったです。 褒められたら嬉しい。 最近、次の作品のことを考えています。 音源をつくったことで、好きな音楽のことが前よりもわかったような気がしてる。 ayU tokiO猪爪東風くんのたちあげたレーベル、COMPLEXも次のリリースなどいろいろ予定もあるみたいで楽しみだし、私もその情熱に乗っかってがんばります。 歌があるものなら、歌詞が好きだから日本の音楽が特に好き。 英語や外国語が堪能なら洋楽もそういう風にたのしめるかもしれない。 音だけでぐっとくるのもあるけど、何を歌ってるのかは気になる。 わたしは声が無機質、とかロボットぽいとか、結構よく言われて、最初はあんまり嬉しくなかったんだけど、最近受け入れてきました。褒め言葉で言われていると思うので。 声が好きとか、声がいいねといわれるのは単純にとってもうれしいです。 声って変えられないからね。 声が好き、というのは私にもある。 この声で歌われたり 言われたら、本当に聞こえるとか、信じちゃうとか、そういうのってある気がしている。 今度ライブに呼ばれたシンガポール(sing on the pole)でうたっているヒカルくんも、とてもいい声の持ち主です。(ライブ情報更新しています!チェックよ!しかも シンガポールは、先日のインストアで一緒だったクマに鈴のレオくんがドラムを叩いています! ) 曲も歌詞も好きで、最近知り合ったんだけども、ライブ、しかも音源のリリースを記念したライブに呼んでもらえてすごく嬉しいし、こうやって新しく好きな人たちや音楽に出会えるのって嬉しい。 どんな声でどんなことどんな風に歌うか、それがすっごく大きい気がしている。 声にぴ...

夏から秋へ、インストアライブ決定

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気がつけば、あっという間に「わたしの向こう側」発売から一月がたとうとしています。 その間もスタジオに入ったり、ライブしたり、音楽聴いたり、悩んでご飯作って食べて、たまに人とお酒を飲んだり、そんなことの繰り返しがわたしの毎日。 秋めいてきて、わたしの向こう側に収録されている 無い物ねだり という曲の歌詞が身にしみます。。秋は迷子になりやすい季節かもしれない。 夏ってあついから、一息つくのが冷たい飲み物一気飲みな感じなんだけど、ふと今日、涼しくて、そろそろあったかい飲み物淹れる季節だなーと思ったら、中秋から冬にかけて、ほっと暖かいのみものをゆっくり飲む時間というのはいい時間だなと。 季節には季節の、過ごし方や時間の流れがあるんだなと思いました。 寒い季節の方がゆったりしている。 さて、昨日お知らせしましたが、発売から一月を経て、素敵なインストアイベントが決まりました。 こちらですね。 10/14(土)HMV record shop渋谷店にて、クマに鈴という素敵な二人組と合同で、発売記念ミニライブを行います! クマに鈴は、同日のカセットストアデイに、これまでにリリースしてきた「The Rokki Horror Show」という6本のカセットテープ(最後の一本はいませっせとつくってるのかな?)をComplete Box Setとして限定で発売するのです。 なので、お互い発売記念。一緒にお祝いしてミニライブをします。 クマに鈴のカセットテープ 「The Rokki Horror Show」シリーズ、6本で背部分のイラストが完成するにくいアイテムだし、一本一本それぞれの内容も、ジャケットのデザインも素敵なので6本揃えたいですね〜。 無料だし、きっとライブハウスにくるよりも気軽に来られると思うので、ぜひふらりと足を運んでみてね。

わたしの向こう側 発売によせて

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6日、無事に初めてのミニアルバム「わたしの向こう側」が発売されました。 やっと発売できてほっとする反面、作品が旅立って行ってしまったようで少し寂しくもある。 発売日、何店かお店にも挨拶しに行って、そこでもコメントなどに書きましたが、とても平和的なROCKの作品です。 いろんな人が、きっと聴いたら好きになってくれるんじゃないかなと思っています。 発売するまで、というかまず音が完成するのにとても長く時間がかかってしまった。 はじめにソロの作品を作ろうと思って動き出したのは、もう2年前の6月。 ライブをするため、というよりは音源を作るために、今回のCDで参加してくれているthe morningsのけいかちゃんと、当時からayUtokiOでベースを弾いていたウラさん、そして東風くんに声をかけて、何度かスタジオに入り、数曲レコーディングした。 そもそも、なんでソロ音源を作ろうと思ったのかというと、確かこのミニアルバムの1曲目に入っている「風にたずねて」という曲ができたからだったと思う。 すごく素朴でシンプルで、本当の気持ちの曲できたなーと思って、これは作品にしたいなと強く思って始まったのです。 が、それまでにバンドはずっとやっていたものの、「自分で自分の音楽を完成まで作り上げる」という経験はなくて、ドラムとベースと録音して、この先どうやって作っていこうか悩みに悩み、借り物のMPC2000にドラムの音をサンプリングしたりカセットテープに通したり試行錯誤して、少し進めたり止まったりを繰り返して、結局一年くらい止まったと思う。 この辺でayUtokiOもフルアルバムを作っていてプロデューサー東風くんも忙しかったし、わたしもその作品で鍵盤を弾いたり歌ったり、ライブしたりで自分の作品への情熱が弱まったんですね。 でもその情熱がまた燃えたのは、ayUtokiOの作品の「犬にしても」という曲を歌わせてもらったことと、その後のフルアルバム「新たなる解」のリリース記念イベントで、その「犬にしても」を歌った時にたくさんの人がすごく褒めてくれたからでした。 (この時もう最初のレコーディングから丁度1年経っています。) すごく歌を褒めてもらえて、作品完成させたほうがいいよと言ってもらえて、よし、やるかとそこからまた試行錯誤の日々が始まりました。 東...